出雲地区建設業協会 事業内容

平成25年度 第2回現場代理人安全管理研修会を開催しました。

 
平成26年2月14日
 
建設業労働災害防止協会島根県支部出雲分会
   
   建設業労働災害防止協会島根県支部出雲分会では、去る2月14日(金)、午後1時30分から「平成25年度第2回現場代理人安全管理研修会」を出雲建設会館2階大会議室において開催しました。
 昨年12月、島根県出雲県土整備事務所発注の公共事業において、僅か2週間の間に、労働災害や公衆災害が連続して5件も発生し、出雲県土整備事務所から当出雲分会に対し、労働災害事故等の未然防止対策を徹底するよう求められておりました。
 この様な事態を受け、当出雲分会では、事故防止対策は勿論のこと、現場に従事する職員を対象に安全管理の基本的事項の遵守や事故発生状況のメカニズムを学ぶため、出雲労働基準監督署から森下孝則監督課長と土江秀昭安全衛生課長を講師に招き、今回の研修会を実施することとしました。年度末の多忙な時期ではありましたが、会員企業から43名の参加者があり、熱心に受講されました。
 先ず最初に、講演に先立ち荒木副分会長から、「当出雲地区管内において、昨年末に県発注の公共工事において事故が多発していることから本日の研修会を実施することとした。また、今月5日には、安全パトロールも実施し、会員企業の工事現場を見て回ったところである。今回のパトロールで気づいたところであるが、当初予定していなかったアスベストの処理が発生する場合があり、アスベストの飛散防止対策は勿論であるが、事前、事後の健康診断(レントゲン検査等)は必ず実施するよう指導しております。工事現場では、予想しない事が起きたりするので、日頃からリスクアセスメントの実施を心掛けていただくようお願いしたい。」と挨拶がありました。
 最初に森下監督課長が演壇に立ち、「労務管理の問題点とその対策について」と題して講演され、最近特に多い労働相談の問題(@賃金不払いA解雇B年休C人権セクハラD退職問題)と相談の多い業種(@製造業A保険業B建設業C接客娯楽業D商業)等についてお話があり、労働関係法と相談問題の対策について詳しく説明して頂きました。
 次に土江課長が演壇に立たれ、「労働災害発生状況と第12次労働災害防止計画について」と題し、主に、出雲管内で発生した死亡労働災害の状況をお話しされ、災害原因とその再発防止対策について説明がありました。特に車両系に係る労災事故については、様々な対策方法の事例を挙げて分かり易く説明をして頂きました。また、最近事故の多い転落・墜落事故については、実際に研修会参加者に安全帯を着用して貰って、安全な使用方法等の説明もして頂きました。最後に、労働災害発生の仕組みは、人的要因、設備的要因、作業的要因及び管理的要因からなる安全活動の欠陥が生じ、不安全状態と不安全行動が組み合わさったときに発生しており、これらを無くすための継続した安全管理活動が重要である、との説明があり、講演を終了しました。
 研修会は約2時間30分にわたって行われ、安全対策の基本を学ぶよい機会となり、大変有意義な研修会となりました。
 講演終了後、安全委員会の平井委員長が「本日の研修内容を各社に持ち帰り、無事故、無災害を目指して一層の努力をすることを誓います。」と御礼の挨拶を行って閉会しました。
 なお、本日の研修会は、「平成25年度第2回現場代理人安全管理研修会」としてCPDSのプログラムに認定・登録されており、参加者あてに受講証明をお送りすることにしております。


image
荒木副分会長の開会挨拶
image
森下監督課長の講演

image
講演中
image
土江安全衛生課長の講演

image
安全帯着用の講義
image
平井委員長のお礼挨拶

 

| HOME | 新着情報 | 協会の概要 | 青年部のご案内 | 会報のご案内 | 地域づくり | 会員紹介 | リンク |
Copyright (C) Associated General Constructors of Shimane,Izumo Dept., All Rights Reserved.
画像及び文章の無断転載・無断引用・販売等は固くお断りします。
E-mail:izumoken@orange.ocn.ne.jp