技士会 事業内容

平成25年度 技士会出雲支部「技術研修会」を開催しました。

   
 
平成25年12月2日
   
   島根県土木施工管理技士会出雲支部では、例年「技術研修会」を開催しており、今年度は去る12月2日(月)午後3時から出雲建設会館において実施し会員約90名が参加しました。
 研修会に先立ち、長岡支部長から、「国土交通省出雲河川事務所及び出雲県土整備事務所には、日頃から技士会活動に対し、ご協力、ご支援をいただき誠にありがとうございます。今年は、話題に事欠かない様々な出来事がありました。夏に発生しました県西部の豪雨災害は、今なお復旧に向けての作業が行われています。また、3月には中国横断道自動車道尾道松江線の松江道路が開通し、陰陽の交流が活発になってきております。この出雲の地においては、5月に出雲大社の遷宮が行われ、各地から多くの参拝客が訪れるなど、観光客が急増し、それなりの経済効果ももたらされております。そして、6月には斐伊川放水路が完成し、供用開始されたところであり、様々な事業が結実した年でもあります。そのような中で、本日講演して頂くことになっている斐伊川放水路については、9月の大雨で早速運用を開始されたところであります。我々技士会では、現在若手技術者の育成に力を注いでおりますが、先般技術検定試験の実務経験年数の短縮が行われるなど、要望の成果も現れているところです。本日は、御幡川地区災害関連緊急治山事業と斐伊川放水路事業についてお話を承ることになっており、会員の技術力のレベル向上につながるものと確信しております。本日は宜しくお願いします。」と挨拶があり、続いて、出雲県土整備事務所の黒田所長から来賓挨拶をいただきました。
 黒田所長からは、「日頃から、皆様方には公共事業の推進に格別のご理解、ご協力を賜り、また社会基盤の整備など多大な貢献をいただいており、この場をお借りしてお礼申し上げます。先ほどもお話しがありましたように、今年は横断自動車道の道松道路の開通や出雲大社の遷宮、斐伊川放水路の完成、初運用など、様々な事業が完成したことにより安全度が増してきております。国会でも国土強靭化に向けた基盤整備が審議されており、国民の安全・安心を守るための事業推進が図られますが、皆様方にはその期待に応えていただきたいと思います。本日は有意義な研修となるよう御祈念いたします。」とご挨拶をいただき、研修会に入りました。
 最初に出雲県土整備事務所農林工務部治山・林道課の山ア企画員から「御幡川地区災害関連緊急治山事業〜大規模地すべり災害からの復旧に向けて〜」と題して、ご講演いただき、地すべり災害の発生から現在までの復旧工事の応急対策や施工計画、安全管理体制等について、パワーポイントを使って分かりやすく説明して頂きました。また、施工により生じた課題や対応状況についても、詳しく話していただき、大変参考になる講演会となりました。
 続いて、国土交通省出雲河川事務所の佐藤副所長から「斐伊川放水路事業の事業効果等について」お話しをして頂きました。
 講演の内容は、斐伊川流域の地形・地勢、昭和47年洪水による浸水被害状況、治水対策及び事業概要について、経緯等から工事着手までを図面や写真を紹介しながら、興味深くお話しをしていただきました。また、供用開始後の初運用により確認できた成果や課題等についてもご説明があり、受講者はうなずきながら聞き入っており、この事業の関心の高さが伺えるなど、会員にとって大いに成果のある研修会となりました。
 研修会終了後は、来賓の黒田所長を始め、講師を務めていただいた佐藤副所長、山ア企画員、そして本日の「技術研修会」のお世話をいただいた出雲県土整備事務所の荒木技術専門監を交え、当技士会出雲支部の役員の皆様と意見交換会を実施し、技術力の向上や会員のレベルアップ等について、御指導を賜り、和やかな意見交換会を実施することができました。


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長岡支部長開会挨拶   黒田所長来賓挨拶

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山ア企画員の講演
  佐藤副所長の講演

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受講風景(1)
  受講風景(2)

 

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