出雲地区建設業協会 事業内容

出雲建設業暴力追放対策協議会を開催しました。

   去る7月18日、出雲市塩冶有原町のニューウェルシティ出雲において「平成24年度出雲建設業暴力追放対策協議会」を開催しました。
 最初に、同協議会の中筋会長が「年1回の会議ですが、公共事業における暴力団の介入件数は、多少減っているようにも感じるが、ただ、ゼロにはなかなかならないと思われる。これから先、あらゆる暴力行為が無くなるよう、地域の安全・安心にお力添えを願いたい。」と挨拶を行いました。
 続いて、同協議会の顧問である石倉出雲警察署長から、「建設業への暴力団介入件数は、8年連続で減少傾向にあるが、安全・安心の実現にはまだ時間がかかると思われる。全国には、構成員も含めた暴力団員は、21団体、70,300人にのぼり、島根県には3団体140人の暴力団員がいる。最近の暴力団は、組織実態を隠蔽して、国民生活に深く関与するなど潜在化を図ってきている。本年から、出雲市も出雲市暴力団排除条例が制定され、出雲市における犯罪防止に役立てている。」とお話しがありました。同じく同協議会の顧問で、発注者側の立場でもある出雲県土整備事務所の黒田所長から「今週土曜(21日)から『神話博しまね』が開催され、県内外から多くの参加者が、この出雲の地にお出掛けになる。昨年の暴力団の公共事業への介入は、図書の購入斡旋や街宣活動があったと聞いているが、この様な事例をなくすためにも、相互に情報を共有し、早い段階での介入阻止対策を講じなくてはならないと思う。」とのお話しがありました。
 その後議事に入り、最近の暴力団情勢について出雲警察署から、「現在は、松江に2団体、浜田に1団体おり、数年前に出雲市にも事務所設立の動きがあった。暴力団の資金活動も多様化しており、以前は、賭博、覚せい剤、ノミ行為等が主流であったが、最近はリゾート開発や株の購入、建設業、金融業などに介入しており、年々巧妙化が進んでいる。福岡県では、警察官への銃撃事件が発生するなど、九州での暴力団事件が多くなっている。昨年の、島根県暴力団排除条例、本年4月の出雲市暴力団排除条例が契機となり、出雲署は出雲市と協定を締結したところである。」と説明がありました。
 最後に、公共工事への暴力団の介入事例を扱った暴力団対策ビデオを視聴し、平成24年度の出雲建設業暴力追放対策協議会を終了しました。

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中筋会長のあいさつ
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石倉出雲警察署長のあいさつ

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黒田出雲県土整備事務所長あいさつ
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暴力団情勢について説明をする
出雲警察署の金子刑事第二課長

 

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