No.138122025 新春号安全委員濱屋 博[有限会社 山根建設 土木部 副部長]全国建設業労働災害防止大会in東京へ参加しました 建設業労働災害防止協会(建災防)島根県支部出雲分会では、令和6年10月3日〜4日に、東京ビックサイトで開催されました創立60周年記念『全国建設業労働災害防止大会in東京』に栂野分会長・青砥副分会長をはじめとする安全委員6名と事務局1名の合計9名で参加いたしました。 私は、東京へは数回程度しか訪れた経験が無く、不安もありましたが、分会の皆さんに支えられて無事に到着する事ができました。 入場時には、会場の広さとオンデマンド配信の設備に圧倒されました。 国歌斉唱から始まり厚生労働大臣 福岡資麿氏(代読 田中誠二氏)が歓迎の言葉を述べられました。 本協会が設立された昭和39年当時は、我が国が高度経済成長を遂げる一方で企業の安全衛生管理が行き届かない面が生じ、建設業では年間2,405人の方々が労働災害でお亡くなりになっている。 会員の活動の成果もあり、令和5年の死亡者数は設立当時と比べ、約十分の一となり、過去最少の223人となったという内容でした。 60年間で一割に抑えられたという事は、平均すると年間36人しか全国で救えていないとも考えられます。 それだけ言葉だけで安全と言っても、現場で反映される事柄は非常に難しい事で、作業に対する本音の指導や良くない事ははっきりと言える指導者や、仲間がいたうえで安全に対する意識が向上していないと、死亡災害撲滅には繋げられないのかなと感じました。 また、業種別でみると死亡者数は建設業が最も多く、型別では墜落転落事故が最多となっており、近年では一側足場を禁止し本足場を原則とする内容が伝えられ、真に対策が講じられていると思いました。 その他の点についても、化学物質規制、特定機械の製造及び製造時等検査に係る民間活力の活用の促進や、近年の状況を踏まえた労働災害防止対策、健康確保対策の促進と実際の現場に寄り添った対策が検討されている事が実感されました。 本年の大会スローガンは「仲間の声で危険を防ごう、未来へ繋ぐ職場の安全」であり、真に毎日の作業がその通りです。 我々出雲分会の信念は「安全は出雲から」ですので、小さいところでは目の前の現場で、大きなところは出雲分会からの活動と発信をしていきたいと考えています。 皆さま これからも ご安全に!建設業労働災害防止協会 島根県支部建設業労働災害防止協会 島根県支部
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