出雲地区建設業協会 事業内容

平成26年度 第1回安全パトロールを実施しました。

 
平成26年9月18日
 
建設業労働災害防止協会島根県支部出雲分会
   
     建災防出雲分会では、安全パトロールを年3回、夜間パトロールを年2回実施することとしており、本年度第1回目となる安全パトロールを、去る9月18日(木)に実施しました。
 パトロールには、安全担当の荒木副分会長はじめ、当分会安全指導者5人が参加し、午前9時に出雲建設会館に集合しました。
 9時から出発前のミーティングを行い、荒木副分会長から、「例年は、もう少し早い時期に実施しているが、今年度は発注件数が少なく、また工事着手できない現場があるなど、遅くなった。10月1日から“全国労働衛生週間”が始まるが、9月1日から9月30日までは、その準備期間である。本日は3箇所のパトロールを予定しているが、それぞれの現場の施工状況や安全書類など、安全対策の取り組み状況をチェックし、適切な指導をお願いする。」と挨拶があり、引き続いて、平井安全委員長から「本日は天気も良いのでスムーズに進むのではないか。本日の現場は、午前の2箇所とも急傾斜地崩壊対策等の勾配のある斜面の工事現場なので、転落等の無いよう、十分に気を付けて点検をしてほしい。また、午後の現場は建築工事の現場なので、安全帯は必ず付けて、墜落・転落の無いようお願いしたい。なお、点検後の講評等においては、良い点や改善点は必ず伝え、現場代理人への安全意識の徹底を強く訴えていただきたい。」と本日の概要並びに注意事項についての話がありました。
 ミーティング終了後、午前9時30分に出発し、最初の箇所である佐田町の急傾斜地崩壊対策工事の現場へは10時過ぎに到着しました。
 到着後、早速工事概要の説明を受けた後書類の点検を行いました。書類もよく整理されており、また熱中症対策の飲料水には独自の工夫もみられ、その効能について安全指導者の質問が集中していました。続いて施工現場の点検を行いましたが、急斜面の真下には老人福祉施設があり、施工時間の調整や防音対策など、環境に配慮しながらの施工を余儀なくされる、大変に気を遣う工事個所ではないかと実感しました。第1現場は予定通りに点検も終わり、第2現場へ到着したのは午前11時でした。
 第2現場も急峻な山で、林地荒廃防止の工事現場です。まず転石を除去した後、ロープでの固定工を施し、落石防護柵を設置する施工内容ですが、安全指導者も足が竦むような険しい山で、現場代理人の方も相当苦労されるであろう施工範囲の広い現場でした。安全指導者の皆さんは、足元を気にしながら、林地に入って点検を実施されていましたが、なにぶんにも広範囲な施工現場なので、中腹までは足を運び、それぞれチェックされていました。
 午後からは、RC造5階建ての建築工事現場に行きました。最初に書類検査を行い、新規入場者の教育状況やリスクアセスメントを使ったKYのチェックについて調査を実施しました。書類もよく整理されており、年々施工現場での安全対策の実施状況が良くなっており、パトロールの成果が出てきているように感じられました。施工現場には、設備関係の工事関係者も出入りしており、施工の支障にならないように最善の注意を払いながらの点検でした。
 今回実施したパトロール現場は、施工条件の厳しい工事現場でありましたが、それぞれ現場に応じた創意工夫が見られ、現場代理人の方の苦労が感じられました。
 パトロール終了後、出雲建設会館へ戻り、安全指導者全員で反省会を行い、各パトロール箇所の模範となる点や改善事項等について洗い出しを行い、現場代理人に通知することといたしました。
 出雲分会では、夜間パトロールも含め、あと3回程度安全パトロールを実施する予定にしておりますが、全会員の無事故・無災害を目指して、安全意識の高揚を図りたいと考えております。


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防音対策も実施してありました。   施工現場の真下には老人福祉施設があり、
気を使う現場です。

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熱中対策の飲料水も準備されていました。   点検も終わり結果の講評をしております。

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工事の概要説明を受けています。   全員で書類のチェックです。

 

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