特別安全パトロールを実施しました。   平成２６年６月１８日   建設業労働災害防止協会島根県支部出雲分会       　平成22年度から始まった建設業労働災害防止協会（以下「建災防」という。）島根県支部が主催する特別安全パトロールを、本年度は6月18日（水）に実施しました。 　監督機関である出雲労働基準監督署の内久保安全衛生課長、発注機関である出雲県土整備事務所からは本間技術専門監と小豆澤技術専門監の2名にご参加いただき、また建災防からは島根県支部の高橋次長と当出雲分会の安全指導者7名の、総勢11名で実施しました。 　参加者は、午前9時に出雲建設会館へ集合し、20分間の打ち合わせの後、建設会館を出発し、最初のパトロール箇所である現場事務所には9時40分に到着しました。最初に提出して頂いた資料を基に、工事の概要、当日の工事内容及び安全対策の実施状況について現場代理人から説明をしていただき、その後、安全衛生計画書や作業手順書などの書類関係の整備状況を確認し、KYやリスクアセスメントの実施状況等について約20分にわたり細かく聞き取り調査を実施しました。その後工事現場へ移動し、立ち入り禁止区域の措置や重機旋回区域の監視員の配置状況等について、約20分程度それぞれチェックを行いました。工事現場のチェックが概ね終わった時点で、全員が工事施工箇所の空き地に集合し、パトロール実施結果について、現場代理人に対し、監督機関、発注者及び安全指導者のそれぞれが、改善事項や良好事項、気が付いた点等について発表を行い、2か所目のパトロール現場へ向かいました。 　2か所目のパトロール現場へは、11時に到着し、最初の箇所と同様最初に書類審査を行い、そののち工事現場の点検を行いました。この現場は急峻な法面の防災工事であり、通行規制を行って実施する工事現場でした。一般車両の通行時には、交通規制する指導員の合図で作業を中止し、車両通過後の再開合図など、相互の連絡もスムーズに行われており、いろいろな工夫が凝らされている現場でした。午前中は、2か所のパトロールを実施し、昼食休憩に入りました。 　午後からの1件目は、河川工事の現場に伺い、午後1時30分から、現場事務所での書類等審査、施工現場の安全対策実施状況をチェックしました。 　最後のパトロール箇所となる4か所目は、圃場整備の現場で、午後2時20分から調査を開始しました。施工範囲が大変広いため、主に、交通量が多く通学路である付近の施工場所を見て回りました。 　本日実施した4か所とも、書類関係はほとんど整備されており、また、現場の整理整頓も行き届いており、参加者の皆さんも感心しきりでした。 　予定の時間にはパトロールも終了し、午後3時20分に出雲建設会館へ帰着しました。 　午後3時30分から、参加者に加え、パトロールを実施した4か所の工事現場の現場代理人にも参加して頂き、反省会を行い、出雲労働基準監督署、出雲県土整備事務所からそれぞれ気の付いた点や、会員への周知事項について次のとおり指導を受けました。 ○出雲労働基準監督署内久保安全衛生課長からの報告事項 この出雲地区は、年々レベルアップしているように感じる。作業場所の安全対策も当たり前にやってあり、安全意識が定着していると思う。 現場によっては、新しい取り組み（3・3・3運動）を実施しているところも見られた。 夏は、毎日が危険な状況であるので、熱中症対策は、十分にやってほしい。 ○出雲県土整備事務所本間技術専門監からの報告事項 本日現場にて指摘した事項は、早急に実施して頂きたい。 出雲県土の発注工事において、昨年末から年初めにかけ事故が多発し、非常事態宣言 を発したところである。当事務所では、この3月から工事現場の点検を強化し月2 回程度、監督員が点検に回ることにしている。3月〜4月はKYの実施状況のチェック、 5月は墜落・落下の防止対策の点検、6月は建設機械に係る安全対策状況の点検を重 点的に行うこととしている。引き続き9月までは点検を行うこととし、7月はKYの 実施状況、8月は墜落・転落の防止対策、9月は建設機械の安全対策状況を重点的に チェックすることとなっている。 検査をする際に感じることであるが、施工計画書の内容が具体性に欠けており、現場特有のものが記入されていない。できるだけ記入して頂きたい。 現場で日々点検をしているにもかかわらず、社内での確認が不十分なところがあり、社内全体での取り組みをしていただきたい。特に、法令違反には厳しく対処する方針である。 ○出雲県土整備事務所小豆澤技術専門監からの報告事項 出雲管内の現場は、よくできていると感じた。 現場によっては広いところもあり十分見ることができない所もあったが、安全管理に は万全を期していただきたい。 本日の現場は、我々2名のうちどちらかが検査を行うことになると思う。今後ともより良い施工をしていただきたい。 敷鉄板が整然としており良かったです。   皆さんで書類審査を行っています。 現場事務所の入り口の敷鉄板は 滑り止めタイプのものが使用されていました。   小雨が降っていたので 軒下で概要説明を受けました。 転落防止対策の検討中   「架空線注意」の看板はわかりやすかったです。 電気機器もチェックしました。   作業手順書等をチェックしています。 　 | HOME | 新着情報 | 協会の概要 | 青年部のご案内 | 会報のご案内 | 地域づくり | 会員紹介 | リンク | Copyright (C) Associated General Constructors of Shimane,Izumo Dept., All Rights Reserved. 画像及び文章の無断転載・無断引用・販売等は固くお断りします。 E-mail:izumoken@orange.ocn.ne.jp