出雲地区建設業協会 事業内容

平成25年度役所合同安全パトロールを実施しました。

 
平成25年11月11日
 
建設業労働災害防止協会島根県支部出雲分会
   
   建災防出雲分会では、例年、役所合同安全パトロールを行うこととしており、本年は去る11月11日(月)に実施しました。出席者は、監督官庁である出雲労働基準監督署から2名、発注機関である出雲県土整備事務所から2名お出掛けいただき、当分会からは正副分会長5名、安全指導者5名の総勢14名が参加しました。
 午前9時30分に全員が出雲建設会館に集合し、中筋分会長の挨拶のあと、自己紹介、ミーティングを行い、9時40分に会館を出発し、それぞれのパトロール現場へ向かいました。
 パトロールは2班体制で実施し、第1班には出雲労働基準監督署から土江安全衛生課長、出雲県土整備事務所からは岩田技術専門監に同行していただきました。また、第2班には出雲労働基準監督署から竹並地方産業安全専門官、出雲県土整備事務所から荒木技術専門監に同行していただきました。
 パトロール個所は、各班とも4現場ずつパトロールを実施することにし、書類関係は主にリスクアセスメントを使ったKY活動の実施状況等について、また現場のチェックについては手すり等の安全対策の実施状況や重機の使用状況等について、1現場当たり概ね40分程度をかけて行いました。
 パトロール現場では、各々が書類の点検や工事現場の安全対策等のチェックを行い、また現場代理人に対しては、工事の施工計画などについて、いろいろと質問されていました。
 パトロール終了後、出雲建設会館に帰り、全員で反省会を行いました。
 出雲労働基準監督署、出雲県土整備事務所からそれぞれ気の付いた点や、会員への周知事項について次のとおり指導を受けました。
   
 
第1班
○出雲労働基準監督署土江課長からの指導事項
   リスクアセスメントはそれぞれの現場で実施されていたものの、一部の現場では下請のKYの内容が具体性に欠けていたり、同じ内容ばかり記載されているところがあった。また、移動式クレーンを使用することになっていたが、短時間であるという理由で作業計画書が作成されていないところがあった。元請けからの指導を徹底してもらいたい。それぞれの現場での現場代理人は、こちらの質問に対しテキパキと対応していただき、大変良い印象を持った。これから寒さが厳しくなってくるので、特に年配の作業員について血圧のチェックもお願いしたい。
   
○出雲県土整備事務所岩田技術専門監からの指導事項
   リスクアセスメントの書類作成を下請任せにしているところもあり、現場での下請指導が不十分であるように感じた。リスクアセスメントについて、読み上げて周知している現場があったように、それぞれ工夫を凝らして下請指導を徹底して頂きたい。
   
第2班
○出雲労働基準監督署竹並地方産業安全専門官からの指導
   リスクアセスメントKYについて、元請けの意見が無いところがあった。また、指導ということではないが、救命胴衣を使用する現場があったので、穴や裂け目などの確認をするため定期点検を実施していただくようお願いをした。作業道が狭く、急峻な工事現場については、交通労働災害には十分気をつけて、事故防止対策を講じていただくようお願いした。
   
○出雲県土整備事務所荒木技術専門監からの指導事項
   本日パトロールを実施して感じたことであるが、安全対策や安全意識について協会員でも温度差があると感じた。リスクアセスメントKYについても、5分でも10分でも項目出しをもう少し細かくするだけで効果が出るはずである。


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交通量の多い現場は
交通災害防止対策に気をつかいます。
  参加者の質問に答える現場代理人。

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パトロール資料をもとに
工事概要説明を受ける参加者。
  幅員も狭く急峻な地形での
作業は大変そうでした。

 

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