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『出雲農林高校生との現場見学会・意見交換会』を開催しました。


 2017年11月1日、島根県立出雲農林高等学校 環境科学科2年生39名(内 女子生徒6名)の皆さんを対象とした『現場見学会・意見交換会』を開催しました。
 最初の現場は出雲市上塩冶町で行われている、島根県 出雲県土整備事務所発注の(主)出雲三刀屋線 上塩冶工区 総合交付金(改築)工事 第3期(受注者:今岡工業(株))です。
 始めに、事業概要を発注者である出雲県土整備事務所 土木工務部 係長 西村様から説明していただき、続いて施工概要を受注者である今岡工業(株) 現場所長 伊藤様から説明していただきました。その後、深層混合処理工法の施工現場見学、VR(バーチャルリアリティ)の体験、i-Construction(アイ・コンストラクション)の紹介などを3班に分かれそれぞれ見学や体験しました。今回、特に興味をもっていただけたのが、VR体験だったのではないでしょうか。VRは3次元の専用データと、ヘッドマウントディスプレイにより、実際に自分がその工事現場にいるかのような仮想現実を簡単に体験できる機械です。少しの空間と機材が用意できれば、いつでもどこでも何度でも見たい工事現場の様子を確認でき、安全面・品質面・工程管理など今まで以上に向上することが望めます。時間の都合上、実際にVR体験をしていただけたのは数名でしたが、体験された生徒の中では『何これ!?』『スゲー』『ヤベー』など驚きと戸惑いの言葉を発する生徒もいました。ただ皆さん若い事もあり操作にすぐに慣れ、楽しそうに自在にVRを操っている様子がとても印象的でした。

 続いての見学先は、斐伊川放水路事業記念館です。こちらでは出雲市 建設企画課 主任 濱ア様から平成25年5月に竣工した斐伊川・神戸川治水事業の3点セットの一つである『斐伊川放水路事業』について説明いただきました。館内では『放水路事業ゾーン』『歴史文化ゾーン』『生活文化ゾーン』の3つのゾーンに分かれており、基本計画の策定から完成に至るまでの一連の流れを映像や模型、パネル展示を通してとても分かりやすく見学することができました。
 午後からは、(株)板倉重機 様、三和興業(株) 様のご協力で建設機械の搭乗体験を行いました。体験していただいた建設機械は、バックホウ(0.8m3級)と、アーティキュレートダンプ(40トン級)です。毎年、アンケートの中でもこの建設機械の搭乗体験は1・2を争う人気体験の一つです。(株)板倉重機様から重機に関する説明をいただき搭乗体験が始まりました。圧倒的な大きさの建設機械を前に運転することに不安を感じた生徒いたと思いますが、搭乗後は男女を問わずとても満足し興奮している様子が伺えました。また、今回は搭乗体験の待ち時間の間、しまね建設産業イメージアップ女子会との交流の場を設け、建設産業イメージアップカレンダーの説明や女性ならではの体験談、現場事情などざっくばらんに交流ができました。

 意見交換会では、若手職員の講演としてトガノ建設(株)の飯塚様と、イメージアップ女子会の(株)豊和設備の吉村様から、建設業界に入って実際に感じた体験談や建設業界の現状、そして、これから就職または進学する生徒へのアドバイスなどのお話をしていただきました。続いて、当青年部会創立20周年記念事業の一環として取り組んでいる生徒と青年部との建設体験学習『モーリン休憩所』の建設状況の様子を、周年事業委員会委員長がDVDの映像を交えながら説明しました。最後に、生徒からの事前アンケートをもとに、6班に分かれて青年部会、しまね建設産業イメージアップ女子会を交えた意見交換会を行いました。真剣な眼差しで質問する学生の質疑に対して、建設業界の先輩として率直な意見で回答しているグループワークは、皆さんにとって刺激的でとても有意義な時間になったのではと感じております。
 最後に、参加いただいた皆様、また協力いただいた皆様方に心より感謝申し上げます。 ありがとうございました。


【現場見学】

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【斐伊川放水路事業記念館】

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【建設機械搭乗体験】

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【意見交換会】

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