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『出雲農林高校生との現場見学会・意見交換会』を開催しました。


 2016年11月8日、島根県立出雲農林高等学校 環境科学科2年生40名の皆さんを対象とした『現場見学会・意見交換会』を開催しました。
 最初の現場は出雲市船津町で行われている、国土交通省 中国地方整備局 出雲河川事務所発注の斐伊川新田川背割堤整備第3工事(受注者:大福工業(株))です。まず始めに出雲河川事務所 平田出張所 神庭所長様より事業概要を説明していただき、続いて大福工業(株) 現場監督 大島様より工事概要の説明をしていただきました。その後、近年マスメディアでもよく取り上げられ、目にする機会も多くなったドローンによる測量の実演を(株)トーソク様のご協力で行いました。本格的な業務用ドローンを初めて見る学生も多い様で、上空を飛行するドローンから送られてくる鮮明で安定した空撮データを興味深く見入っている様子でした。又、西尾レントオール(株)様より従来の方法に比べ、測量精度・スピードが格段に向上した最新の測量機器の説明を受け、その後高校生の皆さんにも体験していただくなど、実際の工事管理の様子を肌で感じていただけたのではないかと思います。
 続いての現場見学先は、斐伊川放水路です。豪雨による浸水被害を未然に防ぐ為に行われた、斐伊川放水路事業についての説明をしていただき、その後現場を見学させていただきました。普段は道路側からしか見る事の出来ない放水路の中に入り、間近で見る圧倒的な放水路の大きさに高校生の皆さんも驚いている様子でした。
 午後からは昨年に引き続き、(株)板倉重機様のご協力で、建設機械の搭乗体験を行いました。体験していただいた建設機械は、バックホウ(0.8m3級)2台と、アーティキュレートダンプ(40トン級)2台です。この4台は普段の生活では間近に見る機会の少ない大型の建設機械です。(株)板倉重機の持田様より搭乗時の注意事項等の説明があり、その後の搭乗体験では、緊張した面持ちで建設機械に乗り込み、真剣に操縦する高校生の皆さんの姿が印象的でした。
 意見交換会では、島根県出雲河川事務所の藤原課長様、八木様より国土交通省へ就職されるに至った経緯や仕事の内容、職場の様子、土木の魅力などをお話ししていただき、高校生の皆さんも興味深く聞き入っている様子でした。続いて2年前に開催した現場見学会・意見交換会とインターンシップを経験し建設業界に就職された(株)中筋組 玉木様より建設業に就いた理由や仕事のやりがい、そして仕事に役立つ情報など、学生の年齢により近い若手社員としての視点からお話しをしていただきました。又、今回は女子学生が多い中、協力団体のしまね建設産業 イメージアップ女子会 (株)フクダ 加本様より実体験に基づいた、女性ならではの建設現場や職場での苦労話、反対にプラス面など、詳しく分かりやすくお話しいただきました。その後の意見交換会ではより具体的で現実的な質問交換が行われました。どの様な業種でも仕事をしていく中で楽しいことや辛いことがたくさんあると思います。
 今回の現場見学会・意見交換会をきっかけに建設業界に対する新たなイメージや関心を少しでも持っていただき、今後の進路決定に役立てていただけると嬉しく思います。
 あいにくの天候の中での開催となりましたが、ご協力いただきました関係各所の皆様方に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

【斐伊川新田川背割堤整備第3工事】

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【斐伊川放水路】

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【建設機械搭乗体験】

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【意見交換会】

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